ご自宅に太陽光パネルを設置する場合の一般的な流れについて解説します。
太陽光パネルの導入に当たっては、次のように検討を進めると、スムーズに設置できます。
太陽光発電システムについて、一般的な知識を身に付けましょう。
業者に相談する時も、ある程度の情報を知っていた方がスムーズに話ができるでしょう。
こんな方法で情報を得ることができます!
- このサイトの「屋根ソーラーを知る!」を読む
- すでに設置した人の話を聞く
- 信州の屋根ソーラー認定事業者に相談する
太陽光パネルを設置するご自宅の屋根について調べてみましょう。
屋根の面積や形状、方角や傾斜などが発電量に影響します。自宅の設計図面があれば、用意しておくといいでしょう。さらに、周りに高い建物や樹木など太陽光を遮るものがないかも見ておきます。
「信州屋根ソーラーポテンシャルマップ」でご自宅が太陽光発電に適しているかどうかを確認することができます!
太陽光を受けて発電する太陽光発電システムは、日射量がポイントです。お住まいの地域ではどのぐらい発電量が期待できるのか、電気代はどのぐらい節約できるのか、シミュレーションしてみましょう。
まずはこのサイトの「シミュレーション」機能で試算してみましょう。
より詳しく調べたい場合は、太陽光パネルメーカーのホームページに掲載されている発電量シミュレーション診断もあります。
太陽光パネルの設置には、国や県のほか、お住まいの市町村によって支援策が用意されている場合もあります。このような制度を上手に活用しましょう。
このサイトの「補助金情報」も参考にしてください!
設置業者に、太陽光発電システムの設置が可能か、調査と見積りを依頼します。
設置業者は、日射量の予測や屋根の方位、形状、屋根材などを元に見積りを作成します。
また、複数の業者に見積を依頼して、比較検討することもよいでしょう。
調査や見積りについては、信州の屋根ソーラー認定事業者に相談することもできます!
商談時には、次のようなポイントに注意して話をするとよいでしょう。
- 一方的な説明でなく、こちらの要望や条件を聞こうとしているか?
- 設置目的を理解し、「我が家に“最適”」を提案しようとしているか?
- メリットだけでなくデメリットも説明してくれるか?
- 現地調査をしっかりしてくれるか?
- 制度や補助金等の最新情報を理解し、わかりやすく説明してくれるか?
- 経済産業局や電力会社との手続きについて詳しく説明してくれるか?
- 有償/無償の保証制度について説明してくれるか?
- 落雪事故や反射光問題への対応についても説明してくれるか?
- 保守点検及び廃棄の際の取り扱いについて説明してくれるか?
- 具体的な施工方法や施工上の懸念点の有無についても説明できるか?
- 雨漏り等の設置後のトラブルに対応する保証制度があるか?
そして、契約手続きに進む際には、次のことに注意しましょう。
- 見積りは“一式”でなく、内訳(機器・工事内容毎)が記載されているか?
- 見積書には日付、会社名、担当者名が記載され、捺印がされているか?
- 現地調査を実施した上で作成した設計図面(配置図、配線図)が添付されているか?
- 経済性シミュレーション資料が提出されているか?
- 契約書・保証書を見せながら説明してくれるか?
- 割賦販売の内容について説明してくれるか?
- クーリング・オフ制度の説明をしてくれるか?
- 契約をしつこく迫ったり、急がせたりしていないか?
- メーカー認定の「施工ID」を取得しているか?
- 工事の際のトラブルに対応する保険に加入しているか?
トラブルを防ぐため、商談内容や約束は書面で残すことが大切です。(口頭での話だけでなく)
太陽光発電システムを設置するための工事を行います。工事は大きく分けると太陽電池モジュールなどの機器を取り付ける工事と、取り付けた機器の電気配線を行う工事があります。
屋根に太陽電池モジュールを設置するための架台を取り付けます。
架台の上に太陽電池モジュールを取り付けます。
設置完了。
太陽電池モジュールで発電した直流の電気を、ご家庭で使える交流の電気に変換する「パワーコンディショナ」を取り付けます。
発電量や環境貢献効果を表示する「モニター」を取り付けます。
電力量計を取り付けます。余った電力を売るための「売電用」と電力会社から購入した電力を計る「買電用」の2種類あります。
このほか、太陽電池モジュール / 接続箱 / パワーコンディショナ / 分電盤への電気配線工事を行います。
余った電力を電力会社へ売り、不足した電力を電力会社から買えるよう、電力会社と「電力受給契約」を行います。設置業者の立ち会いのもと、太陽光発電システムが正常に運転しているか確認します。
電力会社との契約が終わったら、いよいよご自宅が発電所になります。発電量モニターで、自宅の太陽光発電システムがどれぐらい発電しているのか見てみましょう。
設置業者からメーカー発行の保証書を受け取ります。大切に保管しましょう。
メーカーの保証書以外に、設置業者が独自の保証書を発行することもあります。
モニターで発電量をチェックするようにしましょう。
※このページは、一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)のホームページを参考に制作しており、工事のイラストについても同協会の承諾を得て使用しています。
(JPEAホームページURL:https://www.jpea.gr.jp/house/setting/)
あてはまるものを選ぶだワン!