LIFE IN SHINSHU
WITH
SOLAR ENERGY
屋根ソーラーのある暮らしvol.01

将来の安心を見据えた
自給自足の家づくり

屋根一面の太陽光パネルの下で、
自然の恵みを享受する

Owner’s Voice
東信地域在住 E邸
家族構成/4人

E邸は、日当たり抜群の東西に長い平屋の屋根に目一杯のせた太陽光パネルが、建物の外観を損なうことなくしっくりと馴染んでいます。この大屋根の下で家族4人、太陽の恵みを享受しながら暮らしています。夫婦ともに異存なく、太陽光パネルを取りつける前提で家を新築したのが3年前のこと。当時から今までの屋根ソーラーのある暮らしについてうかがいました。

初期費用ゼロで
太陽光発電を取り入れた暮らし

Eさんが新築の際に大事にしたのは、将来を見据えた家づくりです。年を経ても飽きないデザイン、子どもの独立後も無駄のない間取り、そして毎日のランニングコスト(光熱費)の安さ。だから太陽光発電を取り入れることは、当初から念頭にありました。
導入にあたっては、「最初の見積もりよりも床材などに予算を割くことにしたので、太陽光発電は初期費用がゼロになるプランを選びました」とEさん。
今では「室内モニターの青いランプが点灯している間は発電中なので、今のうちに洗濯機を回そうとか、罪悪感や節電のストレスなく、昼間の電気を使えています」と話します。
さらにEさんは、「この家を建てた後に電気代が高騰したのですが、もし太陽光パネルをつけていなかったら、と考えると、ゾッとしますね」とも。

給湯器はガス併用のハイブリッド式。オール電化にしなかったのは「ガス式衣類乾燥機を使いたかったから」。おかげで停電時でもお湯が使え、災害時にも安心できる。ちなみに乾燥機の使い心地は「めっちゃいいですよ」。居間に隣り合うサンルームは、乾燥機に入れられない衣類を干せるので重宝する。

電気代がこれほど高いのは、日本の電力の多くを占める火力発電の燃料を、ほぼすべて輸入に頼っているため。そんな日本のエネルギー自給率の低さに気づいて、「自給自足が大事だと身にしみてわかりました」とEさん。
そして、「自分たちのためにしていることが、環境のためにもなる。それが太陽光発電では無理なくできるのがいいな、と思います」。
世の中の流れを見ながら、いずれは蓄電池やEVの導入も考えているというEさん。そのための設置場所や配線などは準備済み。屋根には目一杯太陽光パネルを載せています。
電気を自給するための周到な計画が、Eさんの将来の安心を支えています。

設計・施工を依頼したトモノ建築設計は、ZEH(ゼッチ)基準の家づくりが標準。断熱・気密性が高いので光熱費が抑えられる上、太陽光発電で余計な電気代もかからない。「トモノさんの家づくりと太陽光は相性がいいと思います」とEさん。

環境にも暮らしにも優しい
「つなぐ信州ゼロ円ソーラー」

現在、長野県では太陽光発電の普及を目指し、初期費用ゼロの活用を促す「つなぐ信州ゼロ円ソーラー」に取り組んでいます。これは県の基準を満たした登録事業者が提供するプランで、初期費用0円で太陽光発電設備を導入できる仕組み。
利用者は、契約中、メンテナンス等の対応が受けられるほか、契約終了後には設備が無償譲渡され、そのまま使い続けられるという、大きなメリットがあります。
太陽光発電を考えている方は、一度、「つなぐ信州ゼロ円ソーラー」の活用を検討してみてはいかがでしょう。

取材協力・設計・施工/
トモノ建築設計事務所

・トモノ建築設計事務所サイト  
https://tomono-inc.jp

記事本文、写真等は
「住まいnet信州」
Vol.45より転載しています。

・住まいnet信州サイト  
https://www.sumainet-shinshu.jp